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東西南北

 昨日付本欄でも報じた新教育相に指名されたカルロス・アルベルト・デコテッリ氏の学歴詐称疑惑に続報があった。まずはアルゼンチンのロザリオ大学とドイツのブッペルタール大学からの反論を受け、デコテッリ氏が履歴書から博士号の記載を外していた。その矢先に、国内のジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)からも「当校で教鞭をとった事実はない」と指摘がきた。こうした事態を受け、6月29日には「ボルソナロ大統領がデコテッリ氏の就任見送り」との報道まで出たが、大統領と本人が面会して、とりあえず就任する運びになりそう。デコテッリ氏は報じられている「論文盗作」の疑惑こそ否定しているが、それ以外の弁解は苦しそう。現政権の教育相だけに、前途は多難そうだ。
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 6月30日、アマゾナス州保健局で人工呼吸器購入での水増し請求疑惑の捜査が行われた。すでに同様の捜査はリオ州やパラー州でも行われているが、気になるのは、これらの州の不正よりもむしろ、ボルソナロ大統領支持派議員の急先鋒、カルラ・ザンべッリ下議が捜査を予告していなかったことか。これまで、大統領とコロナ対策をめぐって対立していた知事の捜査を予告し、「連警捜査が事前漏洩しているのでは」と疑われていたが、今回は果たして?
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 コロナ対策の外出自粛令の緩和レベルが「黄色段階(レベル3)」にまで緩んだサンパウロ市。7月1日から道路や公の場所でマスクを着用していないと罰金500レアル、商業施設が適切な防疫対策をしていないと罰金5千レアルを科すことがあると州政府が発表した。来週6日からはバールやレストラン、美容院などの再開が予想されている。市側はイビラプエラをはじめとする公園の再開も希望しており、3日までにはなんらかの発表がありそうだとか。市民が再開に強い懸念を持っている中で、再開は受け入れられるか。