6月30日、ボルソナロ大統領は大統領官邸で、飼い犬の返還式を行なった。大統領一家は6月18日、自身のインスタグラムで「新しい家族ができた」として、アウグストと名付けられた犬を紹介していた。これはミシェレ大統領夫人が官邸近くで拾ってきた迷い犬だった。その後、ナジブ・ザイダンさん(25)が飼い主で、本当の名前は”ゼウス”だと分かった。ナジブさんはコロナ禍でこの犬を大統領府の近くに住む母親の家に預けていたところ、行方不明になっていたという。大統領はナジブさんを官邸で温かく迎え、記念撮影も行なった。ナジブさんは「支持政党はないけど、大統領には感謝している」と語っている。
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バイア州南部イタブナ市の市長が、コロナ禍の中で市営市場再開を発表した際に発した言葉が物議を醸している。フェルナンド・ゴメス市長は1日に、同市場を9日から再開すると動画で発表した際、「人は死ぬときには死ぬもんだ」と、市民を突き放すように語ったからだ。同市は本来ならこの日に市場再開だったが、市内の病棟が100%埋まっていたことで延期になっていた。発言内容は似ているが、同市長はボルソナロ大統領と直接の関係はない。キリスト教労働者党という少数の保守政党所属だ。
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ドイツ在住のブラジル人女性が6月27日から行方不明になっているという。リヴィア・アンドラーデ・ペローネ・メディーダさん(27)は6月27日に、ベルギー近くのアーフェンという都市で電車に乗っている姿を目撃されて以来、消息を絶っているという。リヴィアさんはサンパウロ州べべドウロ出身で、2017年から大学修士課程で勉強するためにアーフェン在住だった。