本紙でも報じているように、昨日6日からサンパウロ市でバー、レストラン、美容院、ジムが再開された。外出自粛の規制緩和の「レベル2」の段階では、場所によって混むところもあったが、人々の警戒心が強いのと、そこまで大きな緩和でなかったため、時間さえ選べば、さして混雑する印象ではなかった。だが、今回は「レベル3」。待望久しい開店が多いこともあって、今後は混雑を伝える記事も多くなるだろう。この緩和により、コロナ感染者と死者の数がどうなるか気になるところ。せっかく戻った生活機能が逆戻りしないよう、市民自らがはめをはずしすぎないことを、願うばかりだ。
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5日、リオ杯の準決勝が行われ、フルミネンセ対ボタフォゴ戦では、「大型補強」として高い期待をされているボタフォゴの本田圭佑も出場し話題を呼んだ。惜しくも決勝進出はならなかった本田だが、試合後、「こんなにペナルティやエクストラ・タイムを取らない選手権は見たことない」とSNSで不満を述べる一幕も。その一方で、再開のめどがなかなか立っていなかったサンパウロ州選手権だが、「9月上旬再開」の線で固まってきたと報じられ始めている。
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ブラジルで初の「ミス・ブラジル」に輝いたことで知られるマルタ・ロシャさんが4日、リオのニテロイで亡くなった。87歳だった。マルタさんは1954年に初めて開催されたミス・ブラジルに輝いただけでなく、同年のミス・ユニバースでも世界第2位に選ばれていた。晩年も容姿が衰えなかったことで話題だった彼女は、ブラジルのミス・コンを象徴する「生きる伝説」的存在だった。