ブラジル自動車工業協会(Anfavea)は6日(月)のオンライン記者会見で、2020年の自動車生産台数が1630万台となるとの見通しを発表し、昨年と比較して45%減になるとインヴェスチ・サイトやオートデータなどの現地メディアが報じている。
同協会による1月時点での予測は3016万台で7・3%増を見込んでいたが、コロナ禍で半減という結果となった。生産台数の車種別の割合は、1548万台が軽自動車で45%減、82万台が大型車両で42%減となる。
輸出台数と国内販売数は1月時点の発表では輸出台数が昨年から11%の減を55%減へ下方修正し、期待値として20万台が輸出されると予想している。国内市場の販売台数は1月中の予想が305万台のところ167万5700台へ修正し、昨年より40%減となる見込み。
同協会のルイス・モアン会長は「呑み込みがたい数字だ」とコメントし、今後にブラジル経済が活動再開を進めても簡単には改善しないことを示唆した。