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希望の家=コロナ禍初の慈善イベント=成功させ17万レの収益=オンラインライブと物販で

ライブの様子

ライブの様子

下本理事長と上原副理事長

下本理事長と上原副理事長

「このコロナの影響で希望の家は経済打撃を受け、従業員を10人解雇しました。本当に苦しい状況です。そんな中このイベントで多くの方にご協力をいただき、感謝してもしきれません」――日系福祉施設「希望の家」の下本・明美・ジルセ理事長(三世)は、コロナ禍における最初の大型福祉イベントを成功させた喜びを、涙ながらにそう語った。

 新型コロナウイルスによる自粛措置により経済が大打撃を受けている昨今、やはり悪影響を受けて困っている福祉団体「希望の家」が、6月28日にリベルダーデ区の客家プラザのイベントホールを貸し切り、チャリティーイベント「連帯フェイジョアーダ会」と「第2回連帯ライブ」を開催した。経営危機をしのぐ一助すべく独自開催した。
 当日は同施設の従業員を含む約100人がボランティアとして集まり、ドライブスルー方式でフェイジョアーダ1400セット、ポップコーン1600個、オレンジジュース1千本、ソニョ5千個を販売した。
 物販販売と平行し、同会場のイベントホールでは歌手による実際のショーが行われ、それがライブ配信された。これはフェイスブックとユーチューブ、同施設の入居者に同時配信された。
 ゲストには平田ジョエ、伊藤カレン、平間パウラ、ADAO21の歌手やマジシャンのカミア・マリオが登場しオンライン上の観客を沸かせた。
このイベントで物販販売売上と寄付金の合計17万8905レアルが集まり「希望の家」の活動資金となった。
下本理事長は、「このチャリティーイベントで多くの寄付と購入者に集まっていただき感謝してもしきれません。また、忙しい中助けていただいたボランティアの方々にも心から感謝しています」と喜んだ。さらに「このコロナ災禍で今まで以上に助け合う力が強くなっていることを日々感じます。大変な災禍ですが皆で団結して乗り越えましょう」と呼びかけた。
 福祉施設「希望の家」は、引き続き寄付を募っている。問い合わせは同協会事務所(メール=contato@kibonoie.org.br 電話/ワッツアップ=11・5549・2695)。ネットからの寄付はサイト(https://kibonoie.doareacao.com.br/)からクレジットカードやデイビットカード、銀行支払い伝票(BOLETO)で決済できる。