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《リオのカーニバル》「ワクチン無しなら開催不可」=主要サンバチームが強く主張

今年のリオのカーニバル。マンゲイラチームのパレードの様子(Dhavid Normando | Riotur )

 リオのカーニバルに参加するスペシャル・グループに属するエスコーラ・デ・サンバ(サンバチーム)から「コロナウイルスのワクチンが開発されない状態なら、パレードはできない」との意見があがっているという。15日付伯字サイトが報じている。
 これは14日、リオのカーニバルを主催する「独立リーグ(LIESA)」の会議で明らかになったもの。この会議で、ベイジャ・フロール、ヴィラ・イザベル、グランデ・リオ、インペラトリス、サンクレメンテの5エスコーラがこの見解に至ったという。
 インペラトリスのカーニバル・ディレクター、マルコ・アウレーリオ・フェルナンデス氏は「カーニバルそのものは行いたいが、パレードを行うのに各エスコーラが3千人は必要。密集が避けられない状態で、ワクチンもなく強行することなど不可能だ」との意見を述べている。

 他のエスコーラでは、ウニダス・ダ・チジュッカが「延期の決定を出すには今は時期尚早」、ポルテーラは「もっと保健の専門家の意見を聞きたい」、ヴィラドウロとモシダーデとツイウチは「全体会議で見解を述べたい」、サルゲイロとマンゲーラはノー・コメントとなっている。
 9月には開催の形態や可否を決定する見通し。リオ市も現時点ではカーニバルの開催日時を決定できず、チケットの販売もはじめられない状態だという。