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将棋=ブラジル人がネット「名人戦」開催=優勝者は女流棋士と記念対局

外国人女流棋士カロリーナ・ステチェンスカさん(Shogiru / CC BY-SA)

外国人女流棋士カロリーナ・ステチェンスカさん(Shogiru / CC BY-SA)

 ブラジル人将棋団体「Recanto do shogi」(ダニーロ・エンボアーバ代表)が、インターネット将棋大会「O torneio Meijin do Recanto do Shogi」を国際将棋対戦サイト「81Dojo」で開催している。先月30日、優勝者に外国人女流棋士カロリーナ・ステチェンスカさんと記念対局を行う権利を贈ることを発表した。
 同団体は2018年に、ダニーロさんとジョナサン・ロドリゲスさんが結成。ネット上でポルトガル語将棋情報の発信を行い、日本将棋連盟のブラジル支部であるブラジル将棋連盟の活動にも協力してきた。
 ネット大会は毎年行ってきたが、「Meijin」の名を冠し、優勝記念対局を用意するなど本格的な大会を催すのは今回が初めて。
 大会への参加受付は同団体のSNSで行われ、既に終了。ブラジル人愛棋家ら27人が参加中。大会期間の5~8月にかけて、総当たり戦形式で順位を競う。大会結果は8月25日に発表される。
 初の外国人棋士として知られるカロリーナさんは、将棋の海外普及に熱心な人物。ダニーロさんがSNSを通じて、普及活動について助言を求めたことをきっかけに交流を持つ様になった。

 カロリーナさんは大会への協力理由について「ブラジルでの大会開催を聞いて、とても嬉しく思いました。大会で競い合うことはとても楽しく、大事なことなので、応援したい」と述べている。