連邦貯蓄銀行(CAIXA)は21日、新型コロナウイルスの緊急支援金を受給するために作られたネット口座で、不正が認められたものを使用差し止めにしたと発表した。21日付現地サイトが報じている。
CAIXAのペドロ・ギマリャンエス総裁によると、「きわめて膨大な数の口座を利用停止した」と語っている。その数は、認証された口座数全体の5%に及んでいる。この支援金は5千万人以上のブラジル人が受け取ったと言われている。
CAIXAによると、口座操作が停止された人は、銀行に出向いて、その口座が自分のものであることを改めて証明する必要がある。ギマリャンエス総裁は「差し止めたもののほとんどがハッカーによるもの」と断言するが、「中には間違って処分されたものもあるだろう」と語る。だが「違反がはっきり確認された場合は即座に処分される」と語っている。