このところ、ネットでの言動を巡り「表現の自由か否か」という問題が話題になっている。フォーリャ紙によると、極右傾向にある人の方が極左傾向にある人より4倍以上ものツイッター・アカウントを凍結されている事がわかった。これは2019年5月から20年6月までにGPSイデオロジコという団体が行なった調査によるもの。それによると極右アカウントがその間に3870件凍結されたのに対し、極左は793件だったという。ここには24日に実施されたボルソナロ大統領の著名支持者の凍結は含まれていない。ツイッター凍結は「規定を遵守しない人」に適用されるので、極右の人たちは普段からマナーの悪さが目立つということか。
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登録者3900万人の人気ユーチューバー、フェリペ・ネットが「小児性愛者である」というフェイクニュースを一方的に流される嫌がらせを受けていることが問題となっている。27日に本人が明かしたところによると、そうした噂を流すSNS上の動画を1200件以上削除したとのこと。フェリペはボルソナロ大統領批判でも有名なため、アンチによる口封じとも考えられ、37の団体が抗議している。虚報による迷惑行為は、表現の自由でなく犯罪だ。
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29日のサッカーのサンパウロ州選手権準々決勝、パルメイラスはサントアンドレを2―1で下して準決勝に進出したが、サンパウロが伏兵ミラソルに2―3で敗れる波乱が起きた。この試合、サンパウロはいきなり2点を先制され、後半に追いついたもののダメ押しの1点を取られて逃げ切られた。とはいえ、こうした予想外の「下剋上」が起きるのも州選手権の醍醐味だ。