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《ブラジル》マラニョン州で一部授業再開=感染者の減少受け慎重に

 北部マラニョン州で3日、一部ではありながらも学校での授業が再開しはじめた。同日付現地サイトが報じている。
 ブラジルでは通常、8月からが学校の新学期だが、全国的に授業に戻れているところはほとんどない。
 マラニョン州は、5月のピーク時に1日あたりの感染者が2千人近くだったところが現在1千人前後に減少中。全国屈指の感染者減少を記録する州だが、再開が認められた3日も授業に戻った学校は多くはなかった。
 授業に戻ったのは私立校で、授業は社会的距離とフェイスガードの着用が義務付けられ、校内の衛生の義務化や水飲み場の使用禁止、洗浄ジェルの配布などを徹底して行われた。

 ほとんどの学校では中学校3年のみの授業で、他の学年の生徒に関しては来週以降の授業となる見込みだ。
 また、8月10日に授業が再開予定だった公立校に関しては、父兄や生徒代表の行った投票結果により、58%が「まだ授業に戻るのは安全でない」として延期となった。