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東西南北

 外出自粛規制が緩和されつつある昨今のサンパウロ市だが、そこにシクロヴィア(自転車専用道)の使用が加わりつつある。3日、シクロヴィアの中でも特に有名なマルジナル・ピニェイロス沿いが再開された。繁華街のピニェイロスから、オフィス街のベリーニ、南部の交通の中継地のサントアマーロなどを走る重要な通りだけに、喜ぶ人も多いだろう。ただし西部の由緒ある橋、エウゼービオ・マトローゾ橋付近は、橋の老朽化、特に雨による侵食が起こっているために、通行が止められているので、利用者には注意が必要だ。サイクリング愛好家にはこれまで体を動かせなかった分、楽しみな人も少なくないに違いない。
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 4日、郵便局汚職に関する連邦警察の捜査が、リオ州とサンパウロ州で行われた。これは2019年9月にサンタカタリーナ州で行われた捜査「ポスタル・オフ作戦」の第2弾となる。今回の捜査では、リオの富裕地区バーラ・ダ・チジュッカ在住の容疑者のひとりの自宅から350万レアル相当の現金も発見されている。一般的にあまり有名な事件ではないが、写真で報道された現金の多さを見ていると、知らないところでの不正の大きさに改めて驚かされる。
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 サッカーのサンパウロ州選手権は今日5日に決勝戦、コリンチャンス対パルメイラス戦の第1試合がコリンチャンスの本拠地イタケロンで行われる。もし、この大会でコリンチャンスが優勝すると、21世紀以降の大会の優勝回数でインテルナシオナルと並んで国内最多タイに並ぶことになる。そのためにもぜひ優勝を狙いたいところだ。