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《ブラジル》大統領長男が一部支払い認める=職員給与から公費流用疑惑

フラヴィオ上議(Tania Rego/Agencia Brasil)

 ラシャジーニャ疑惑で自宅軟禁中の元職員ファブリシオ・ケイロス容疑者に、フラヴィオ・ボルソナロ上議が保健費や娘の学費などを支払わせていた事実を認めた。同上議はラシャジーニャ疑惑への関与をなおも否定している。5日付現地紙が報じている。
 これはグローボ紙に掲載された同上議への取材で明らかになったもの。それによると、議員の保健費や光熱費、娘の学費など個人的な経費を、ケイロス氏が支払っていた事実が判明したことに関して、フラヴィオ氏は「自分は忙しいから、彼に現金を預けて銀行に支払わせていた」と語った。
 その上でフラヴィオ氏は、彼がリオ州議だった時代に同議会で横行していたラシャジーニャ(幽霊職員の給与をキックバックさせる公金不正受給)への関与を否定した。「12年で10万レアルの保健費など、高くないだろう」とフラヴィオ氏は反論している。
 自分の家族を含む多数の幽霊職員の金をキックバックさせていた容疑で逮捕されているケイロス氏は、その金を使って、フラヴィオ氏に個人的な経費100件以上、約26万レアルを現金で支払っていた容疑を持たれている。これらは資金洗浄として使われていたのではないかとの疑惑も持たれている。

 さらにフラヴィオ氏は、ケイロス氏が6月に逮捕された際、自分や父ボルソナロ大統領の弁護士をつとめていたフレデリク・ワセフ氏のサンパウロ州アチバイア市の別宅に潜伏していたことに関しても、「どこにいるのかは知らなかった」として否定している。
 ケイロス氏は2007年から18年にかけ、少なくとも200万レアルを他の職員から現金で受け、14年から17年にかけて700万レアル相当の金を動かしていたと見られている。
 現在は、闘病中の癌とコロナ禍でのリスクを考慮され自宅軟禁中のケイロス氏だが、連邦検察庁では刑務所収監を求める動きがおきている。

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