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《ブラジル》サッカー試合前検査で陽性26人=実は偽陽性、キットに問題?

30日(木)の準々決勝コリンチャンス戦の様子(Rodrigo Corsi/FPF)

 サッカーサンパウロ州選手権大会で、ブラガンチーノがコリンチャンスとの準々決勝前の30日、コロナ感染検査を行ったところ選手とスタッフら26人が陽性と診断されていたが、偽陽性だった事が判明し、急きょ再検査を行っていた。31日付けグローボやUOLが報じている。
 試合前に「陽性」と診断されていた選手らは出場メンバーから外された。後に「偽陽性」と判明し、急きょ再検査を行ったところ陰性の結果となり、試合参加可能となったものの、練習ができなかった。

 5日付けフォーリャ紙によると、サンパウロ州の消費者保護センター(Procon-SP)は検査を行ったアルベルト・アインシュタイン病院へ説明を求め、病院側は「輸入した検査キットに問題があった」と説明している。
 病院によれば検査キットは「国際的な企業が製造したもの」と発表しているが、同院も国家衛生監督庁(Anvisa) も企業名を明らかにしていない。同病院は問題があったとされる検査キットの使用をやめ、該当のキットで検査した人の再検査を行っている。