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東西南北

 5日にサンパウロ市イタケロン・スタジアムで行われたサッカーのサンパウロ州選手権、コリンチャンス対パルメイラス戦は両チームとも決め手がなく、引き分け。勝敗の行方は8日、アリアンツ・パルケで行われる次戦に持ち越しとなった。この日はリオ・グランデ・ド・スル州選手権でも決勝が行われ、グレミオがインテルナシオナルを下して優勝した。これはエヴェルトン・セボリーニャのグレミオにおける最後の試合になった。昨年のコパ・アメリカ優勝時に、欠場したネイマールの代役として活躍して注目を浴びたあの選手だ。以来、セボリーニャには欧州からの獲得合戦が繰り広げられているが、先月フラメンゴの監督を辞めたジョルジェ・ジェスス氏に請われて、ポルトガルのベンフィカ入団が有力視されている。
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 サンパウロ市で4日、3歳と5歳の姪に強姦行為を働いていた40歳の男性が逮捕された。この件は、フランスの国際警察が、ネット上にこの強姦行為を映した動画が流出している事実をブラジル側に伝えたことではじまった捜査だった。これが撮影された時期は今年のはじめ頃で、場所はサンパウロ市東部だったという。サンパウロ州では、こうしたネットを介した小児性愛犯罪で2016年から19年にかけて258人が逮捕されるなど、かねてから目立ってきていた犯罪だった。
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 ブラジル司教会議(CNBB)が発表したところによると、全国のキリスト教聖職者でコロナウイルスに罹患した人は436人で、亡くなった人は21人いたという。神父の高齢化と、感染者が多い貧困層への積極的な支援活動が影響したよう。教会というと、パンデミックでもミサ中止に難色を示して抗議するなどの印象も持たれていたが、この数字は果たして多いのか、少ないのか。