6日の朝、パラー州西部のムンドゥルク先住民居住区内で違法に金を採掘していた犯罪グループを摘発するため、サンタレン警察が「金の子牛(Bezerro de Ouro)」作戦を決行し、取締りに乗りだした。6日付けG1などが報じている。
先住民居住区への侵入と鉱物の違法採掘撲滅のためパラー州のサンタミラ、アルタミラを管轄とする警察署の警官やエージェント、専門家、事務員など含む30人以上を動員した。ノヴォ・プログレッソやイタイトゥーバ市南西部のモライスアメイダ地区であわせて6件の捜査・押収令状が出された。
連邦警察によると犯罪者グループにはムンドゥルク先住民族も含まれており、彼らの承諾を得て採掘をしていたと言われる。先住民には採掘する権利があるのかという問題が出ている。
裁判所は既に確認されている被害に対して約800万レアルの資産押収を命じている。
作戦名の「金の子牛」は旧約聖書に登場する牛の形に作られた黄金像に由来しており、今日では「偽の偶像崇拝」や「拝金主義」の比喩として用いられる。