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東西南北

 8日(土)はサッカーのサンパウロ州選手権の決勝戦、パルメイラス対コリンチャンス戦の第2戦が行われる。無観客試合だとはいえ、サンパウロ州のサッカー・ファンの話題はこれ一色のはず。そして、翌9日には全国選手権(ブラジレイロン)の開幕戦が控えている。パルメイラス、コリンチャンスの両チームはさすがに2日連続の試合にならないよう、この日は試合がない。だが、サンパウロ、サントス、そして今季から1部に昇格したブラガンチーノは試合を行い、中でもサントスは本拠地でのブラガンチーノ戦でもある。最近はスタジアムに行かなくともネット配信もあるので、自宅で試合を楽しむのもよさそう。いずれにせよ、娯楽が戻ってくるのはいいことだ。
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 6日、サンパウロ市ではバーやレストランが午後10時まで開店が認められるようになった。ただし、ショッピング・センターが再開されても人の入りがそれほど多くないように、この日の夜はレストランを覗いても、ショッピング・センターの食堂でも、規制するまでもなく閑散としていたよう。まだまだ市民は、そうした開放感よりは、報道で耳にするコロナの感染者、死者の情報の方が怖いようだ。混雑を避けるためには、むしろそれぐらいが良いか。
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 コロナ感染に関し、統計上は「安定」と言われるサンパウロ州。現状では、日によって上がったり、下がったりしている感じ。規制を緩めても感染者が上昇に転じていないのは好材料か。これが早くリオ州や北部の州のように、明確に下がってきてくれると嬉しいのだが。そうすると、学校や映画館、劇場の再開も遠くはなくなるだろう。