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サッカーサンパウロ州選手権=パルメイラス12年ぶり優勝=PKでコリンチャンス下す

サンパウロ州選手権で優勝したパルメイラス(Alexandre Battibugli/FPF)

 8日、サッカーのサンパウロ州選手権の決勝が行われ、パルメイラスがPK戦の末にコリンチャンスを下し、8年ぶりの優勝を飾った。9日付現地紙が報じている。
 5日にコリンチャンスの本拠地イタケロン・スタジアムで行われた第1戦は0―0で引き分け。2戦目は舞台をパルメイラスの本拠地アリアンツ・パルケに移して行われた。
 この試合も前半は両チーム共に決め手を欠き、スコアは0―0のまま。勝負は1点を争う緊迫した展開となった。
 試合が動いたのは後半3分。ヴィーニャが相手ゴール前にあげたクロスに、センター・フォワードのルイス・アドリアーノが頭で合わせ、パルメイラスが均衡を破った。
 試合はそのまま進み、後半の延長時間も5分を過ぎようとし、パルメイラス応援団から「優勝だ!」の声があがりはじめた。そのとき、パルメイラスのディフェンダー、ゴメスがコリンチャンスのエース、ジョーを自軍ペナルティ・エリアで倒してペナルティ・キックを献上。これをジョーが逃さずに決めて試合終了、PK戦に持ち込んだ。

 試合はパルメイラスのウェーヴェルトン、コリンチャンスのカシオという、セレソン・クラスの国内屈指のキーパー同士の争いに。共に1人目のキッカーのシュートを止める好守で早々に見せ場を作った。
 試合が動いたのはウェーヴェルトンがコリンチャンス3人目のキッカー、カンティーロのキックを、この日2本目の好守で防ぎ、パルメイラスが有利となった。そしてパルメイラス5人目のキッカー、パトリキ・ダ・パウラが落ち着いて決め、パルメイラスが2008年以来12年ぶり、23回目の優勝を飾った。
 また翌9日には全国選手権が開幕した。コリンチャンス、パルメイラスはこの日に試合予定がなかったが、ゴイアス州でのゴイアス対サンパウロ戦は選手からコロナ陽性が大量に検出されたため、急きょ中止。サントスは本拠地でのブラガンチーノ戦を1―1で引き分け。また、昨年の覇者フラメンゴが本拠地での試合でアトレチコ・ミネイロに0―1で敗れた。