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≪サンパウロ州≫コロナ患者の入院減、死者増=知事は大統領を痛烈批判

 10日のサンパウロ州政府発表によると、コロナウイルスによる入院患者数は先週より減ったが死者の数は増えた。10日付現地サイトが報じている。
 10日にサンパウロ州が発表したところによると、州内のコロナによる病院の入院の占拠率は州全体で59・1%、大サンパウロ市圏で57・6%で、共に60%を割った。これは州全体で7%、サンパウロ市で6%落ちたことを意味している。

 だが、死者は86人で先週よりも5%増えた。ジョアン・ドリア知事はこの日、会見を開き、8日にブラジル全体での死者が10万人を超えたことに関し「ブラジル史上最大の保健上の危機に対して、科学を信じない人がいるからだ」と切り出した。
 ドリア知事は続けて「大統領はパンデミックを軽視し、否定までしている。これほどの悲劇がこの国を襲ったことはないのに」と語り、最後に「グリペジーニャ(軽い風邪)どころの話じゃないぞ」とボウソロ氏に呼びかけて締めくくった。