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≪ブラジル≫世論調査「大統領のせいではない」47%=コロナ死者10万人の責任者は?

 最新のダッタフォーリャ世論調査で、新型コロナウイルスで10万人が亡くなったことに対し、47%の国民が「ボルソナロ大統領のせいではない」と考えていることがわかった。16日付現地紙が報じている。
 11、12日に行われたダッタフォーリャの調査で、「コロナウイルスでの10万人の死は誰のせい?」との質問に対し、もっとも多かったのは「誰のせいでもない」で47%だった。
 この質問で「ボルソナロ大統領が主な原因」と考えている人は11%に過ぎず、「大統領は理由の一つだが、主因ではない」と考えている人が41%だった。

 大統領はコロナウイルスを「軽い風邪」と呼んで積極的な対策を行わず、州や市の外出自粛令に反対し、経済活動再開のデモを煽るなどしていた。
 その一方で、「ブラジルが10万人の死を避けるために何かしたか」の質問には49%の人が「必要なことをしてこなかった」と答え、さらに「現在の保健相代行の名前は」の質問に正しく「エドゥアルド・パズエロ氏」と答えられた人は10%しかいなかった。