小児科医の10人に9人が、新型コロナウイルスでの外出自粛期間中に、幼児の言動に異変を感じているとの報告があると、19日付現地紙が報じている。
これは、ブラジル小児科医学会(SBP)が、全国1500人以上の小児科医関係者にアンケートを行った結果だ。それによると88%の人が「幼児の言動に異変があった」と答えたという。
その例としては「冗談を言わなくなった」「無口になった」「不安げになった」「苛立ちやすくなった」「寝付けなくなった」「悲しげになった」「乱暴になった」などがあり、75%がこうした報告を何らかの形で受けたという。
SBPのルシアナ・ロドリゲス・シウヴァ会長によると、こうした現象は、子供たちが学校に通えず、友達にも会えず、隔離を余儀なくされている状況ゆえに起こっているという。
またこの期間中、家庭内暴力に関しての報告も増えており、懸念されている。