鳥越・アディルソン・アキラ陸軍少将がブラジル西部軍の第4機械化騎兵旅団の司令官に指名され、8月6日にブラジリアで就任式典が行われた。
新赴任先である南麻州ドゥラードスの現地メディア「ドゥラードスニュース」で19日付で報じられた。21日から司令官として着任するにあたり、現地で部隊主要メンバーとの面談などのために17日から滞在をしているという。
同紙の取材に対し、鳥越少将は18年から派遣されていたフランスで、軍の情報交換を行った経験を語り「外国生活で得た経験は指揮を執る際に活かせる」と意気込む。
鳥越少将は1970年9月30日、サンパウロ州生まれ。陸軍入隊後はアグリャス・ネグラス士官学校の教官として、騎兵コース司令官や指揮官補佐を務めた。
その他はサンパウロ州の防衛警備を担当する南東軍の第2軍区間部隊で第2支部長や、ブラジル南部軍サンタマリア第1車連隊司令官、ブラジリアの陸軍情報センター(CIE)士官など勤めた。
国外で国際連合の平和維持活動では国際連合コートジボワール活動(UNOCI)に軍事監視員として参加、ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)にも参加している。18年からはフランス・ベルギーに駐留しブラジル陸軍の外交を担当していた。
タグ:サンパウロ