24日より、サンパウロ市にある公園のうち、70の公園の運営時間がコロナ禍前の時間帯に戻った。これらの中には、イビラプエラやアクリマソンといった大型公園も含まれる。24日付現地紙、サイトが報じている。
サンパウロ市内には全部で108の公園があるが、今回はその約3分の2にあたる70の公園が対象になった。
この通常営業復帰に際しても、新型コロナウイルス対策の厳守が要請され、入園者はマスク着用が義務付けられる。人の群れが出来て、密接、密集などの3密が起きぬよう、ソーシャル・ディスタンシングも求められる。
イベントの開催や集団スポーツを行うことも禁じられるが、散歩やジョギング、サイクリングは今回の緩和で解禁される。ただし、公園に備え付けられた運動器具などの使用は禁止される。
トイレや食堂は開いており、利用が可能だが、距離をとるための床の印はそのまま残される。手を消毒するための洗浄用ジェルも常備されている。
大型公園の内、南部のイビラプエラ公園では、第2、3、5、10扉が5時から24時まで、第4、6、9扉が5時から22時まで、第7、8、9扉が6時から20時まで、第7A扉が7時から17時まで開門となっている。
東部カルモ公園は5時30分から20時、中央部のアクリマソン公園は5時から20時の開園となっている。
今回の規制緩和によって通常の時間帯での運営が始まるのは、市街地の公園59カ所と、5カ所の自然公園(ジャセグアヴァ、イタイム、ファゼンダ・ド・カルモ、ヴァルジーニャ、ボロレーの5公園)、自然保護のための特別指定区域6カ所(レゼルヴァ・ド・モルンビ、キシサーナ、エコロジコ・デ・カンポ・セラード・アルフレッド・ウーステリ、サヴォイ・シティ、アウトス・ダ・バロネーザ)だ。特別指定区域6カ所は調査活動のための訪問だけが認められており、訪問時は事前予約が必要。
最寄りの公園の運営状況などは、サンパウロ市の公式サイトhttp://www.capital.sp.gov.br/で調べることが可能。