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《リオ州》市警が積み荷強盗団などを摘発=故買商ら43人を逮捕

 リオ州市警が25日、積み荷強盗団などの摘発作戦「エスポリアドール3作戦」を行い、43人を逮捕したと同日付現地紙サイトが報じた。
 市警によると、強盗事件は麻薬の密売者らと関係があり、密売者らの資金源となっているという。密売者らは強盗団に武器を提供し、積み荷などの強奪を容易にさせ、積み荷売却などで得た利益の一部を受け取っていた。
 25日に逮捕されたのは、強盗団だけでなく積み荷などを受け取り、売却していた故買商なども含まれている。
 市警によると、州内の強盗事件の79%は、麻薬密売者や犯罪者の民兵組織であるミリシアが関与しているという。バイシャーダ・フルミネンセでは73%、ニテロイやサンゴンサロなどでは84%に関与しているとされている。

 積み荷強盗に関与する割合はリオ市での事件の65%、バイシャーダ・フルミネンセでの64%で、ニテロイやサンゴンサロでも62%に上るという。
 リオ州市警は昨年、1万2587件の強盗事件を摘発し、2135人を逮捕したが、今年はコロナ禍蔓延に伴う外出自粛や商業活動低迷により、路上での強盗事件がここ2年間の1~7月の平均より42%、車両強奪事件が37%、積み荷強盗が34%、各々、減少しているという。