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《ブラジル》コロナ感染で闘病中の老夫婦=5時間違いで連れ添って他界

在りし日のフレイタス夫妻(25日付G1サイトの記事の一部)

 ブラジル中西部のゴイアス市に近いアパレシーダ・デ・ゴイアニア市で22日、新型コロナウイルスに感染して入院加療中だった老夫婦が、連れ添うようにわずか5時間差で亡くなった。
 ジョゼ・バジリオ・デ・フレイタス氏(83)とクストジア・ラウレアナ・デ・フレイタス氏(79)は、7月18日に新型コロナに感染した事が判明し、2日後に入院。
 症状が悪化して集中治療室に移された後、22日まで闘病生活を続けていたが、妻のクストジア氏が22日午前3時頃、夫のジョゼ氏が午前8時頃、息を引き取ったという。

 フレイタス夫妻は62年前に結婚し、4人の子供と8人の孫、4人のひ孫がいる。孫のカロリーナ・バジリオ氏によると、二人は非常に仲が良く、全ての家族の見本になるような人達で、「どちらか一人だけでは生きて行けなかっただろう」という。
 クストジア氏は血圧が高く、ジョゼ氏はシャーガス病を患った事があるが、遺族達は、互いが呼び寄せ合って天に旅立ったと信じている。(25日付G1サイトより)