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【マーケット短報】FRB発表に引っ張られるが、結局は現状維持

 ボベスパ指数(IBOVESPA)は、ほぼ現状維持で終わった。27日は午後一時、99856.91Pまで落ちたが、米国の金融政策戦略変更の発表に引っ張られる形で、結局は戻した。
 ボルソナロ大統領が26日に、肝いり政策レンダ・ブラジルの支給額を300レアル以上とするよう、ゲデス経済相に28日までに再考するよう強く注文をつけた。経済スタッフは歳出上限を守るべく200レアル台後半の線を維持したいところだが、難しい雲行きだ。「スーパー経済大臣」ともてはやされて昨年就任したが、大統領の意に沿いきれない状況となり、すっかり立場をなくし始めている。

8月27日ibovespa推移(B3サイトより)

 ボベスパ指数は100,623.64 ポイントで終了した。-18.19(-0.02%)だった。金融取引高は212億BRLとなり、1カ月間の1日平均313億BRLを下回った。

 ドル (USDBRL) は27日、ドルはわずかに下落して始まり、ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の演説後にこの日の最高値となったが、徐々に勢いを失った。
 ドルは1.21%下落の5.5445レアルから0.19%上昇の5.6233レアルまで変動した。

8月27日ドル/レアル推移(B3サイトより)