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東西南北

 大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポの遊園地「シダーデ・ダ・クリアンサ」が26日、閉園を発表した。1969年設立の同遊園地は、ブラジル内でも最古参の遊園地として有名で、州外からも観光客を集めていた。思い出のある人も少なくないだろうが、経営難に加え、コロナがダメ押しをしてしまった。遊園地といえば、2012年にはサンパウロ市のプレイセンターの閉鎖も記憶に新しい。子どもたちにとって貴重な遊び場が大サンパウロ市圏でも失われている。市によると、すでにいくつかの企業が、この老舗遊園地の引取りを願い出ているというが、どうなるか。すべては「コロナが過ぎ去ってから」ということになりそうだ。
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 今週末のサッカーの全国選手権は第6節。29日は、2連勝と調子を上げているパルメイラスが敵地でバイアと対戦。30日はまず、16時にサントスが昨年の覇者フラメンゴを本拠地に迎える。そして19時には、モルンビで、サンパウロ対コリンチャンスの伝統カードが行われる。このところは無観客試合が続いているので、必然的に応援団同士の乱闘は起きにくい。だが、先週はパルメイラスとサントスのファンの暴力沙汰が起き、死者も出た。やはり気をつけたいところ。
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 26日、軍警が大サンパウロ市圏サントアンドレ市で、男性4人組を逮捕した。この4人は、ワッツアップを介して盗んだ車の部品の受け取り、それを売買していたという。その内の3人は、部品の受け取りらしき行動や、盗まれたナンバープレートなどが入ったカバンを所持しているのを見つけられ、かねてから犯行が疑われていた。