【既報関連】キリスト教福音派牧師の夫殺害を命じた容疑で起訴されているフロルデリス下議に関し、養子たちから不可解な証言が浮上してきている。8月30日付現地サイトなどが報じている。
フロルデリス下議は19年6月に起きた夫のアンデルソン・デ・カルモ氏殺害事件の鍵を握る容疑者で、実子が殺害、養子が銃の購入を行ったとされている。同件では8月24日に、議員特権のある彼女以外の7人の事件関連者が逮捕されているが、そこにさらなる疑惑が重なっている。
それは実子、養子を含め55人いると報じられてきた子供に関するもの。養子の多くは正式な養子縁組をしておらず、正式な子供は15人との説もある。
8月27日には養子の1人が、フロルデリス氏から性的関係を求められ、それを続けていたとする証言が行われたと報じられた。
さらに8月30日放送のグローボ局「ファンタスチコ」では、彼女の娘のひとりが、フロルデリス氏による命令で、国外から訪れた福音派宣教師たちへの性接待を強要されていたと報じられた。
さらに、子供たちを養子にする際の不正手続きや、元信徒に奇妙な秘密儀式を強要した疑いなども報じられている。
下院の福音派議員グループは既にフロルデリス氏のグループ除籍処分を行っており、所属の社会民主党(PSD)でも除名が検討されている。