中央銀行のロベルト・カンポス・ネット総裁は、今年の国内総生産(GDP)は5%減だが、2021年には4%成長するとの楽観的な見方を示した。2日付現地サイトが報じている。
1日に発表された第2四半期のGDPが前期比で9・7%減、第1四半期も同2・5%減を記録していた。だがカンポス・ネット総裁は「現在は、多くのアナリストたちが良い兆しをもとにして成長率を上方修正しており、第3四半期は上昇が期待される」との見解を示した。
その上で今年残りの2四半期でGDPのマイナスを5%に食い止め、21年には4%盛り返すとの見方を示している。
同総裁は、「経済をさらに悪くする可能性があるとすれば、それはコロナの第2波であろう」とし、「現状でその兆候は見えていない」との見解を述べている。
なお、中銀は同日、200レアル紙幣の市場への流通開始も発表した。