選挙高等裁判所(TSE)が1日、11月に行われる統一地方選挙の際に投票所で立ち会う監視員の訓練を開始したと同日付現地サイトが報じた。
統一地方選は従来、10月に投票を行うが、今年は新型コロナの感染拡大を理由に、11月の15日に一次投票、29日に決選投票と、予定が変更された。日程の変更は議会でも既に承認済みだ。
TSEでは既に、混雑を避けるために、指紋による本人確認は行わない事や、投票時間を午前7時から午後5時までに1時間延長する事などを決めている。
投票所の監視員は、選挙登記所の指名を受け、訓練を受けた一般市民が務める。1日からの訓練はコロナの感染拡大を防ぐため、原則としてオンラインで行われる。ただしインターネットへのアクセスが難しいなどの理由で、オンラインでの訓練が受けられない人は、対面式の訓練を受ける事が出来る。
監視員はボランティアだが、日曜日に奉仕するため、勤務先に申請し、振替休暇をとる事が出来る。希望者からの申し込みや必要な書類のやりとりは郵便局を通して行われていたが、今年はワッツアップやSMS、eメールなどを通して行われる。