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東西南北

 リオ市議会は3日に、マルセロ・クリヴェラ市長に対する罷免請求を受け入れ、罷免審議を始めるか否かの投票を行う。同市長への罷免請求は、昨日付本面でも報じた、マスコミが批判的な報道をしないよう、監視、妨害活動を行っていたグループ「クリヴェラ親衛隊」の捜査が行われたことで提出された。市警の捜査はテレビでも大きく報道され、同市長に対する厳しい批判も出ていた。この件に限らず、リオはウィルソン・ヴィッツェル知事が現在停職中なのをはじめ、セルジオ・カブラル被告など歴代知事など逮捕者が続出している。世直しを求めて選挙をして、この人なら大丈夫という候補者を選んでも、同じような不祥事が続く。リオ政界には汚職のDNAがしっかりと根を張ってしまっているようだ。
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 8月26日に閉園を発表した、大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポの老舗遊園地「シダーデ・ダ・クリアンサ」が、その宣言を撤回した。同園を運営するエクスポアカ社が「改めて考慮した結果、閉園しないことに決めた」と発表したことが1日に明らかになった。遊園地はまだ外出自粛規制の緩和対象になっていない。だが、サンパウロ市をはじめ、市外からも大勢の観光客が訪れる名所だけに、なんとか継続を望みたいところ。
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 フランスのサッカーの強豪クラブPSGは2日、3人の選手がコロナウイルスに感染したことを発表した。一部報道によると、その3人の中にネイマールが含まれているとか。PSGは欧州チャンピオンズ・リーグの決勝に進出していたため、他のチームより遅れて、10日にフランスのリーグでの新シーズン開幕戦を行う予定だ。感染者らの欠場で終わるか、試合の中止や延期が起きるか。