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《ブラジル》連邦検察庁=サンパウロ州LJ特捜班で7人離任=パラナ州についで激震走る
【既報関連】ラヴァ・ジャット作戦の中心拠点であるパラナ州連邦検察局のデウタン・ダラグノルLJ主任が1日に辞任したのに続き、2日にはサンパウロ州LJ班の検察官7人が離任願いを提出する事態が起きたと3日付現地紙が報じている。
同作戦の拡大に伴い、主に建設大手のオデブレヒト社の事件を担当する目的で、サンパウロ州LJ班は2017年に設けられた。
以来、同LJ班は、ルーラ元大統領(労働者党・PT)の収賄疑惑や、息子ルリーニャ氏の疑惑、民主社会党(PSDB)のサンパウロ州政府による高速道建設に伴う汚職計画やジョゼ・セーラ、ジェラウド・アウキミン両元サンパウロ州知事の疑惑など、大物政治家の事件の捜査を担当してきた。
2日、そのサンパウロ州ラヴァ・ジャット班の検察官7人が集団で離任願いを提出した。理由は、LJ班の方向性などをめぐる意見の対立だ。
離任を表明した検察官の中には、ロドリゴ・ジャノー氏が連邦検察庁長官だった時代に右腕と目され、LJ班のコーディネーターでもあるジャニセ・アスカーリ氏も含まれている。
彼らが離任を表明した理由は、今年3月に検察庁サンパウロ州支部を取り仕切るべく就任したヴィヴィアーネ・デ・オリヴェイラ・マルチネス氏との対立によるものだという。離任に名を連ねた検察官たちによると、ヴィヴィアーネ氏はLJ班の活動を支援しようとしないばかりか、ジョゼ・セーラ氏の事件など、自身が興味を示さない事件の捜査の延期を求めていたという。
サンパウロ州LJ班は、パラナ州同班と並んで、かねてからアウグスト・アラス連邦検察庁長官から批判の対象とされていた。同長官は「興味本位で捜査を行う」として政治家への捜査を批判。「もっと捜査内容の資料を検察庁に送るように」とも命令していた。