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東西南北

 サンパウロ州検察局の教育部門担当検察官のダニエル・セーラ・アズル・ギマリャンエス氏が、州内の学校再開に関して「10月再開は非常に難しい」との見解を示した。だが、ジョアン・ドリア州知事は10月7日の再開を目指している。それに関し、「州が再開する際に求めている器具や衛生状態を10月までに州内の全校に行き渡らせるのは、現実的に考えて間に合わないだろう」とのこと。同氏は「再開する・しないの二元論の問題ではない」という。こういう議論の場合、再開賛成派は「とにかく生活をもとに戻したい」、反対派は「こわい」と、共に感情論が先走ってしまいがち。こういう「再開に向けて必要なこと」を冷静に現実的に考えることは必要だ。
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 7日は独立記念日で、ブラジルは連邦の祝日となる。サンパウロ市などでは5月の大型連休(フェリアドン)で今年後半の市や州の休日が前倒しされたこともあり、まぎらわしい。独立記念日は連邦の日なので前倒しにならず、通常通りの祝日となる。以前よりだいぶマシになったとはいえ、街中にはまだ3連休のレジャーを満たすほど行楽が充実していない。家でのんびりするのが一番良いのでは。連休中は暑くなりそうなので、海水浴に行く人もいると見られ、海岸部の市が警戒態勢をしいている。海岸が人で溢れないことを願いたい。
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 週末のサッカーの全国選手権。今日5日は、コリンチャンスが本拠地イタケロンでボタフォゴと、サントスが敵地でセアラーと、パルメイラスがサンパウロ州ブラガンサ・パウリスタでブラガンチーノと各々戦う。6日は、サンパウロが本拠地モルンビでフルミネンセと対戦。サンパウロは、3日に喫したアトレチコ・ミネイロ戦での0―3の惨敗の鬱憤を晴らしたいところ。