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米国が航空便への制限撤廃=ブラジル人への制限は継続

航空便の受け入れは始まったが、自由な渡航はまだ遠い(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 米国は14日からブラジルなどからの航空便に対する制限を撤廃する事になったが、ブラジル人も含む外国人が米国に入る場合は、これまで同様に制限の対象となる。
 米国に向かう航空便の発着は出来るようになった。だが、乗客は実質的に米国人、グリーンカードの持ち主、米国人の近親者、合法的な永住権所持者、外交官その他の特別な範ちゅうに入る人だけに限られている。そのため一般ブラジル人はこれまで同様、米国に入る事は出来ない。

 ただし、ブラジルを含む複数の国から来た人に対しては、到着時の隔離(クアレンテーナ)は不要となる。ブラジルにある米国大使館によると、14日間の隔離を必要とするのは、感染拡大が続いているハイリスクの国から入国する人だけとなるという。
 12日に明らかにされた、航空便への制限撤廃対象国は、ブラジル、中国、イラン、シェンゲン協定加盟国、英国、北アイルランドだ。シェンゲン協定にはドイツやオーストリア、ベルギー、チェコなど26カ国が加盟している。(14日付アジェンシア・ブラジルより)

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