10日に最高裁長官に就任したルイス・フクス最高裁判事が新型コロナウイルスに感染した事が14日に判明。同長官は約10日間の自宅隔離に入った。
新長官は発熱を見たため、14日にリオ市内の病院で受診し、検査の結果、コロナ感染症と診断された。
最高裁の名前で出た文書によると、12日に家族が集まって昼食をとった際に感染した可能性があり、およそ10日間、自宅隔離に入るという。
フクス氏は比較的軽症で、15日に予定されていた国家法務審議会(CNJ)の会合はキャンセルしたが、16日の最高裁審理はビデオカンファレンスで予定通り行う意向だ。
新長官は先週、年末までの最高裁審理の日程を決めており、16日の審理は新長官としての最初の審理となる。年内に予定されている審理には、学校における「ジェンダーイデオロギー」の問題や石油採掘に伴うロイヤルティーの分割問題、新たな労働法に関する問題などが含まれている。
10日の就任式の出席者は少数の当局者や新長官の家族、友人に限定されていた。現時点では同席者の中からは感染者は確認されていないようだ。(14日付G1サイト、同フォーリャ紙サイトなどより)