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リオ市=24時間で1月分以上の雨=各地で洪水などの水害発生

倒木で通行不能となったジャルジン・ボタニコ道(22日付G1サイトの記事の一部)

 リオ市やその周辺部では22日未明から強い雨が続いており、リオ市役所の昼過ぎの発表によると、24時間で降った雨は既に9月の平均降水量を超えたという。
 同市アウタ・ダ・ボア・ヴィスタでの雨は、午後2時の段階で265ミリを超えた。リオ市オペレーションセンターによると、9月の平均降水量は148・3ミリだから、この時点で既に1カ月分の雨を78・7%も超えている。
 同市西部のゴッタ・フンダでも、平年の月間降水量の107・3ミリを超える188・4ミリを記録している。
 同市の防災警戒システムによると、午後5時30分現在の雨の勢いは少し衰えており、今後数時間の雨足は穏やかになる見込みだという。今回の雨は24日頃まで続く見込みだ。

冠水が起きた地区を示す地図(22日付G1サイトの記事の一部)

 この雨のため、リオ市内では17の地区で警報が鳴らされ、海岸部を中心に洪水や冠水の被害が出ている。午後6時の時点でも、幹線道路や大通り6本が通行止めとなっている。一例は、午後4時頃に発生した倒木で両方向共に通行不能となった南部の主要道路ジャルジン・ボタニコ道で消防が復旧を急いでいる。
 サントス・ドゥモン、ガレオンの両空港は、午前10時半頃から離着陸に機器を使っている。この時間には、高速バス道のトランスオエステも一部が通行止めとなった。
 ラゴス区でも、強い雨による洪水や冠水が起き、浸水のために避難を余儀なくされる家族が出ている。
 被害が生じているのはリオ市だけではなく、ニテロイ市などでも洪水や冠水、交通機関の運行停止などが起きている。(22日付G1サイトより)