リオ選裁=クリヴェラの市長選出馬危機=大統領派の判事が助け舟出す

21日、リオ選挙地域裁(TRE)が、リオ市長のマルセロ・クリヴェラ被告に対する公職濫用疑惑の審理を行い、大半の判事が有罪で「8年間の選挙出馬禁止」判断を下した中、ボルソナロ大統領から指名されたばかりの判事の見直し要求で、結論が先延ばしとなった。22日付現地紙が報じている。
問題とされているのは、クリヴェラ被告が市長2年目の2018年7月4日に、同氏の息子であるマルセロ・ホッジ・クリヴェラ氏の下議選と、アレッサンドロ・コスタ氏のリオ州議選のキャンペーンを、リオ中央部にあるエスコーラ・デ・サンバ「エスタシオ・デ・サー」の拠点地の一角で行った際、リオ市のごみ収集業者である「コンルルブ」社の車が50台以上使われ、勤務時間中の運転手も含めた従業員まで動員されたことを、社会主義自由党(PSOL)が訴えたもの。この訴訟では、クリヴェラ氏、マルセロ・ホッジ氏、コスタ氏の3人が訴えられていた。
この件で、報告官を務めたクラウジオ・ルイス・ブラガ・デルオルト判事は、「リオ州議会の議会調査委員会で証拠もあげられている」とし、公職選挙法違反で3被告の有罪を主張。7人中6人の判事がデルオルト判事の主張に従った。
だが、この日、唯一投票を行っていなかったヴィットル・マルセロ・ロドリゲス判事が「票の見直し」を求めたため、この日は結審には至らなかった。次の審理は24日に予定されている。
問題となったのは、ロドリゲス判事が今月はじめに、ボルソナロ大統領の指名で判事に選ばれていることだ。大統領は今回のリオ市長選で、クリヴェラ氏の再選を支持している。
この件は以前にも報じられているが、大統領長男フラヴィオ上議はロドリゲス氏の教え子。ロドリゲス氏自身も、同裁判事指名の際、フラヴィオ氏からの強い推薦があったことを認めている。フラヴィオ氏も現在、リオ州議時代のラシャジーニャ疑惑で揺れている最中だ。