
リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)は、8月2日に開催された七夕祭りで集まった短冊の「お焚き上げ」を9月12日午前にサンパウロ市の東洋会館内の庭園で行った。当日は新型コロナウイルスの感染防止のため、例年と打って変わり15人程の少人数で行われた。焚き上げ式は、南米大神宮の逢坂和男神主が取り仕切り、修祓、遷霊、献饌、玉串奉奠、撤饌などの儀を次々に行った。
池崎会長(熊本県)が神棚の火を積まれた短冊に移し燃える中、次々に周りからも短冊が投げ込まれ多くの願いが煙と共に天に昇っていった。
池崎会長は「このコロナ禍で形は違いますがなんとか無事開催することができて本当によかったです。この禍中、七夕祭りに協力してくれた方や参加してくれた方に本当に感謝しています。これからもこの伝統行事を続けていきたい」と力強く語った。

同祭担当のフルノ・マサヨシさんは「今年はコロナの影響が各所に広がり本当に大変でしたが、多くの方の協力で開催することができました。まだこの災禍は終息していませんが、皆で終息することを願いましょう」と心中を語った。
イベントに参加していた羽藤ジェオルジ聖市議会議員は、「コロナウイルスの影響でサンパウロも多くの人が亡くなりました。また、この私の叔父もコロナによって亡くなり、本当に悲しい気持ちです」と胸中を明かし、さらに「この焚き上げを通して健康と祝福を願うことができました。これからも日系社会のイベントに参加してより強固になるよう助力していきたい」と意気込みを語った。
また、焚き上げ後には参加者のみで小さなセレモニーも行われ、パステルやキビなどのブラジル料理、おにぎりや果物などが振る舞われた。
