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《ブラジル》全空港で外国人客受入許可=陸路と水路では制限を継続

 連邦政府が24日に号外版の官報を発行し、国内全空港で国外からの乗客の受け入れを認めると報じた。
 空の便を使った外国人の入国受け入れは、国籍や空港毎に規制されていたが、8月の見直しでは規制が続いていた、ゴイアス、マット・グロッソ・ド・スル、リオ・グランデ・ド・スル、ロンドニア、ロライマ、トカンチンスの6州の空港にも受け入れ許可が出た。
 これにより、空の便に限っては、どこの国の人であっても、ヴィザ取得などの諸条件さえ満たしていれば入国が認められる事になった。
 一例は90日間の短期訪問用のビザで来る外国人だ。この場合は、ビザだけでなく、健康保険の契約を結んだ事を証明する書類を搭乗前に提示する事も必要だ。この書類は短期滞在の期間中、有効とみなされるため、保険契約を結んでいない、または書類の提示を怠った場合は、ブラジル国内に入る事が禁じられる。

 外国人の受け入れ規制は3月に始まり、空路、陸路、水路のそれぞれについて、毎月見直しが行われている。
 今回の見直しで認められたのは空路のみで、陸路と水路による入国は、現在も規制されている。
 陸路と水路による入国規制は全ての国籍の人に対するものだ。ただし、国境付近にいた人がブラジル国内の空港から発着する便で母国に帰りたいという場合などは、連邦警察の許可を得れば、入国できる。
 入国規制の見直しは、ブラガ・ネット官房長官、タルシジオ・ゴメス・インフラ相、エドゥアルド・パズエロ保健相、アンドレ・ルイス・デ・アウメイダ・メンドンサ法相の連名で発表された。(25日付G1サイトより)