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《ブラジル》「ワクチン早ければ12月」ドリア州知事が期待表明

 ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は9月30日に記者会見を開き、うまくいけば12月15日に新型コロナウイルスのワクチン接種を始められる可能性があると語った。1日付現地紙が報じている。
 このワクチンは、中国の製薬会社「シノヴァック」のコロナヴァック。現在は、聖市などで1万3千人を対象に、最終段階の治験が行われている。

 治験期間は10月15日までだが、ドリア知事は「結果には自信がある」と語り、国家衛生監督庁(ANVISA)の認可が下りれば、早い場合、12月15日からのワクチン接種が可能だとした。
 同知事は同日、年内に4600万回分のワクチンを供給するとの契約書にサインをした。600万回分は中国から届けられるが、残り4千万回分のワクチンは、中国からの技術移転を受け、聖市のブタンタン研究所で生産される見込みだ。