国立気象観測所(Inmet)は6日、ブラジルでは猛暑のため、「熱中症で亡くなる人が出る可能性がある」と警鐘を鳴らした。6日付現地サイトが報じている。
9月30日、10月1日の2日連続で観測史上2位の37・1度を記録したサンパウロ市を始め、春先なのに全国的に記録的な暑さが続いている。
Inmetは6日、8日と9日に「高気温によって引き起こされる熱中症が原因で亡くなる人が出る可能性がある」として、中西部と南東部の一部地域を危険地域に指定した。
熱中症への警告は、連邦直轄区やゴイアス州、マット・グロッソ州、南マット・グロッソ州、ミナス・ジェライス州、サンパウロ州、トカンチンス州に出された。
サンパウロ州ではカンピーナスやバウルー、アラクアラ、ピラシカーバ、リベイロン・プレット、アラサトゥーバ、サンジョゼ・ド・リオ・プレット、プレジデンテ・プルデンテ、マリリア、アシスの各市が危険地域となった。
Inmetの気象予報士、オリヴィオ・バイア氏によると、「現在の気温は平年より5度も高い」という。