ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は6日、長らく工事が止まっていた、サンパウロ市地下鉄6号線の工事再開を宣言した。6号線は市北部のブラジランジア駅から、東洋街の一角にあるサンジョアキン駅で1号線と連結する。15駅の路線で、沿線には複数の大学もある。完成は2020年の予定だったが、2016年に州と工事担当のコンソーシアム(共同事業体)が対立し、4年間も工事が止まった状態だった。この遅れにより、完成は2025年になるとのこと。サンパウロ市地下鉄の工事の遅れは日常茶飯事なので、特に驚くことではないが、完成すればやはり嬉しいもの。今はとにかく中止にならず、25年から大きく遅れずに完成することを願いたい。
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5日、サンパウロ市西部の大型貧民街パライゾーポリスで市警による捜査が行われた。64台の盗難バイクが押収され、7人が逮捕された。そのうち2人は警察に向かって発砲し、抵抗を試みたという。今回の捜査は、モルンビからカンポ・リンポに至る一帯で頻発していたバイクの窃盗による盗難車がパライゾーポリスに集められているという情報を基に行われたものだ。盗難車のうちの2台は、市南部で起こった襲撃事件にも使われていたという。
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今週はサッカーのW杯の南米予選も始まるが、全国選手権も休みなく行われる。今日はコリンチャンスが本拠地イタケラで、サントスとの伝統カードを行う。今年のコリンチャンスはリベルタドーレス杯の出場もなく、全国選手権でも現在14位と目立たない状態が続いている。ライバルとの試合に勝って、今後に弾みをつけたいところだ。