最高裁のジアス・トフォリ判事は7日、連邦警察に対し、ミルトン・リベイロ教育相が行った同性愛者差別疑惑発言に関する捜査を始める前に、同教育相から直接、事情聴取を行うようにとの命令を下した。7日付現地サイトが報じている。
この命令は、リベイロ教育相が先月24日にエスタード紙のインタビューで行った発言内容に対する疑惑に関しての判断だ。教育相は、同性愛者に関して「寛容性は必要だ」とする発言を行ったが、その後すぐに「同性愛者になった人の多くは、社会に適応できない家庭の出身者だ」との発言を行っていた。
この発言が報じられた直後、連邦検察庁のウンベルト・ジャッケス・デ・メデイロス副長官は、最高裁に捜査開始の承認を要請した。同副長官は、「個人の性的志向に対する敬意に欠けた発言であり、社会団体の一部を敵に回すものだ」と主張している。
連邦検察庁は捜査の第一歩として、リベイロ氏の連邦警察での供述をあげていたが、トフォリ氏は捜査開始を承認する材料とするために事情聴取を行うよう求めている。