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東西南北

 春先とは思えないほどの猛暑で、とうとう「カロロン」と呼ばれ始めたここ数日の暑さ。7日はサンパウロ市で今年最も暑く、観測史上2番目となる37・3度を記録した。州内をみると最高気温が40度を超えたところが続出で、最も暑かったリンスは同州観測史上初の43・5度を記録した。そのほか、バレットス、イビチンガ、ジャレス、バウルー、プラドーポリスでも40度以上を記録した。この暑さは今日9日まで続くとのこと。週末は南からの寒冷前線がサンパウロ州まで北上するため、雨が降りやすくなるとの予報が出ている。そろそろ雨の季節に入る頃だが、今回の寒冷前線を期に、この異例の春の猛暑もおさまって欲しいところ。
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 今日9日は、いよいよサッカーのW杯南米予選の開幕日。ブラジル代表はボリビアと戦うが、事前に流れている情報だと、初招集の若手、ブルーノ・ギマリャンエスがボランチで先発出場するとか。負傷欠場となったガブリエル・ジェズスの代わりに、本来なら2列目左サイドをやるはずだったネイマールが、2トップの左に入るとの噂も流れている。新フォーメーションが効くか気になるところ。試合は午後9時20分から、グローボ局で生中継される。
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 今日9日からは、いよいよ市長選挙に向けた選挙放送が開始される。この期間になると、毎日しつこいくらいの数の放送が行われるので、市民の記憶にはしっかりと残るもの。この放送が始まることで、これまで世論調査で今ひとつだった候補者が急に伸びてくることもある。果たして今年はどんなドラマが生まれるか。そこも含めて見ものだ。