リオ市コパカバーナで12日午後、アパート12階(日本式では13階)からガスボンベやガスコンロの部品などが投げ落とされ、ガスボンベの直撃を受けた果物売りの男性が死亡する事件が起きた。男性は身分証明書を持っておらず、トロンコという通称以外、不明なまま。ガスボンベの落下速度は時速125キロに達したと報道されている。ガスボンベなどを投げ落とし、現行犯逮捕された33歳の左官は精神的な病気で治療を受けており、ガスコンロの部品が当たった車はフロントガラスが割れた。誰もが被害に遭いうる白昼の悪夢だ。
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最高裁が13日にジアス・トフォリ判事の新型コロナ感染を明らかにした。症状は軽く、14日の審理も遠隔参加した。同氏は9月10日のルイス・フクス氏の長官就任まで、長官職を務めていた。5月に手術を受けた時も感染が疑われ、検査を受けたが、その時は陰性だった。フクス氏の就任式出席者が次々と感染した時は大丈夫だった同判事も、今度は感染を避けられなかったようだ。
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小売販売が順調に伸びている事などで、大型小売店の株価が上昇している。ブラックフライデーやクリスマス商戦も好調と見られる中、成長が目立つのは電商取引に乗り出している企業だ。13日のサンパウロ証券市場では、電商取引のeスブマリーノや大型小売店のアメリカーナスを傘下に持つB2Wが同日最高の伸び率の6・73%高で95・02レアル、マガジネ・ルイザONも5・96%高の104レアルを付けた。マガジネ・ルイザの時価総額は1689億レアルに達し、ブラデスコ銀行の1775億レアルには及ばないまでも、ブラジル銀行の889・9億レアルやサンタンデル銀行の1188億レアルを凌駕した。