ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は9月21日(月)、春の始まりを告げる「木の日」(Dia da Árvore)と、来年ブタンタン研究所が120周年を迎えることを記念して、同研究所に120本の桜を寄贈した。当日は研究所の役員や従業員含め50人が参加。
植樹式典にはブタンタン財団ルイ・クリ理事長や同研究所最高責任者ディマス・タデウ・コバス所長、ギルヘルメ・ゲデス・デ・パドゥア博士、サトウ・レイナルド・ノボル局長などの役員も出席。
文協からは水本セルソ常任理事や山村シルビオ国士館センター運営委員長が出席した。
同研究所のディマス・コバス所長は「翌年の120年に向けてのお祝いを非常に象徴的な方法で開始できました」と寄贈への謝辞を述べた。「私たちの慣れ親しんだこの場所が美しくなるでしょう」と加えた。
ブタンタン財団のルイ・クリ会長も「私たちの施設には広大な緑地と緑がありますが、桜並木は自然を愛するすべての人の名所として親しまれることでしょう」とうなづいた。
水本常任理事も「国内最大かつ120年の歴史を誇る研究所のお祝いとして、敷地内に日本の象徴・桜を植えられるのは日系コミュニティーとして大変光栄です」と喜びを表した。
同研究所の敷地内80ヘクタールのうち60%は緑に覆われており、樹齢100年以上の木や絶滅危惧種に分類される希少樹種のほか、オーストラリア原産の樹木ブニャブニャ(和名ヒロノハナンヨウスギ)やアジア原産種のゴムの木など多様な種が混生している。
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