ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ファビオ・ファリア通信相が15日、新型コロナ感染症に罹患した事を明らかにした。同相はビデオの中で「1週間以上前に参加した夕食会で感染したと思う」と語っている。この夕食会は、ロドリゴ・マイア下院議長とゲデス経済相の間の関係を修復するために連邦議員達が計画したもの。同相は14日に発熱したために検査を受けており、現閣僚では11人目の感染。通信相は、先日のW杯南米予選を公営TVで中継した際、ブラジルサッカー連盟への謝辞を述べた。この中継では解説者がボルソナロ大統領への賛辞も語っており、違法だと訴えられている。
     ◎
 統一地方選の真っ最中だが、パラナ州では、100万レアル以上の資産ありと申告した候補者の内70人が、コロナ禍による失業者などを救済するための緊急支援金を受け取っていた事が判明。これまでも、軍兵士が受け取っていた例などが報告された事があったが、支援金請求時に記載した所得や給与額はいかほどだったのか。他の州でも同じような候補者がいないのかと、改めて聞きたくなる報道だ。
     ◎
 17~19日に行われる全国選手権第17節の試合の内、サンパウロ州勢が参加する試合は、17日がサントス対コリチバとサンパウロ対グレミオ、18日がコリンチャンス対フラメンゴとパルメイラス対フォルタレーザとなっている。パルメイラスは新監督不在の中で連敗を抜け出す事が要求されている。ブラジルでは、少しでも負けがこむと監督が解雇されるが、2部のクルゼイロが15日、代表監督も務めたフェリポンを口説き落としたと発表。名将の采配やいかに。