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在日ブラジル人が21万人に=2016年から再び増加傾向

法務省が昨年の10月公開した公表資料内に掲載されている6月末までの在留外国人推移表

法務省が昨年の10月公開した公表資料内に掲載されている6月末までの在留外国人推移表

 7月31日に公表された法務省の在留外国人統計によれば、昨年12月時点で在留ブラジル人数が21万1677人に増えていることがわかった。
 在留するブラジル人のうち11万2440人の在留資格が「永住者」となっており、2018年の11万2934人から若干の減少となった。
 「定住者」資格は7万3536人、次いで「日本人の配偶者」資格は1万8427人、「永住者の配偶者」資格が4249人という内訳となっており、いずれも前年比で増加傾向となっている。
 とはいえ、ブラジル人の増加率は他国人よりもゆるやかな増加率で、在留外国人の国籍別の総数では5番目。外国人在留者総数は無国籍者も含めて293万3137人となり過去最高を更新した。1位は中国人、2位は韓国人、3位はベトナム人、4位はフィリピン人だ。
 近年急激に増加しているベトナムは、2016年には在留ブラジル人を超え、現在3番目の37万1755人にまで増えている。
 都道府県別で在留ブラジル人が最も多いのは引き続き愛知県が6万2508人で最も多い。次いで静岡県が3万1387人、三重県が1万3981人、群馬県が1万3200人、岐阜県が1万2494人の順となっている。