リベルダーデ友好協会(平崎靖之会長)は10月7日、錦鯉12匹の放生式をサンパウロ市内のブラジル陸軍南東軍司令部(エドゥアルド・アントニオ・フェルナンデス総司令官)で行った。
桑名良輔在サンパウロ日本国総領事や日本大使館の防衛駐在官として新たに赴任した金井茂樹一等陸佐(44、熊本県出身)も出席し、普段はカンピーナスを管轄する第11歩兵旅団を率いるエジソン・マサユキ・ヒロシ陸軍少将も駆けつけた。
式典ではフェルナンデス総司令官が、異例なことに日本語スピーチに挑戦した。鯉が目出度い「出世魚」である事や、平和の象徴である事に触れて祝辞を述べ「ようこそおいで下さいました」と歓迎し、友好を示した。
その原案は、広島文化センターの村上佳和(よしかず)副会長が作成した。
錦鯉はブラジル錦鯉愛好会の伊藤誠施(せいじ)会長が寄贈したもので、以前から錦鯉の放生式は「ブラジル陸軍と日系社会の友好の証」として開催され、今回で4回目を数える。
日系団体からはリベルダーデ文化福祉協会(ACAL)の池崎博文会長、ブラジル日本都道府県人会連合会・市川利雄会長、下本八郎元サンパウロ州議、ブラジル熊本県文化交流協会・清原健児会長らも参加した。