20日、サンパウロ市では前日に続いて午後に激しい雨が降り、各地で被害が報告された。大サンパウロ都市圏にまで広げてみた場合、消防には洪水で44回、倒木で44回、土砂崩れで4回の通報があったという。サンパウロ市内では前日に続いて北部での被害が大きく、豪雨で押し流された車が次々と路地の壁に阻まれて止まるといった事態も発生。ブラジランジアでは病院の塀が崩れ、複数の地区の小川が氾濫する光景も見られた。この「午前中に暑く、午後に降雨」のパターンは21日まで続いた。予報だと22日は朝から曇り模様で小雨が降り、気温も最高で25度、最低で17度と涼しくなるとか。10月初旬の異常猛暑が収まり、徐々に通常のサンパウロ市らしい春に戻っていくかも。
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17日、サンパウロ市ボン・レチロ区のカンポス・エリーゼオスで、4人組がひいていた荷車の中から、裸の男性の遺体が発見された。廃品回収などに使う荷車を男性が4人でひいているのを不審に思った軍警が職務質問して見つけたもので、4人はそのまま逮捕された。遺体は暴力を受けた痕跡があり、身元不明なまま法医学研究所に運ばれた。20日になって、事件前日から行方不明になっていた、プレジデンテ・プルデンテ市の軍警第18大隊のダニエル・アウヴェス・デ・リマ氏(32)と判明した。同氏は非番の日にサンパウロ市中央部で伝道活動を行っていた。今回は、何らかの事件に巻き込まれ、遺体発見直前に暴行を受けた上、絞殺されたようだ。
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22日のサッカーのリベルタドーレス杯では、インテルナシオナルが決勝トーナメント進出をかけ、ウニベルシダ・カトリカ(チリ)と戦う。この試合で勝つか引き分けでトーナメント進出となる。仮に敗れても、同じポルト・アレグレ市を本拠地とするライバルのグレミオが、同じ時間帯の試合でアメリカ・デ・カリ(コロンビア)に負けなければ、インテルの進出が決まる。