19年6月にサンパウロ市で、子役としてデビューし、人気だった俳優のラファエル・ミゲル(享年23)とその両親を射殺して逃走中のパウロ・クペルチーノ・マチアス容疑者(50)が、今年の7月にパラナ州で身分証明書を偽造していた事実が27日に発覚した。偽造した場所はパラナ州州都クリチーバから290キロ離れたジャタイジーニョで、申請書にはマノエル・マシャド・ダ・シウヴァなる偽名が記されていた。偽証明書の所持判明も手伝い、同容疑者は28日午前中、同州内陸部センテナリオ・ド・スルの検問所で逮捕された。同容疑者には以前から、逃亡協力者が存在していると報じられており、逃亡中は国内10州と南米2カ国を巡り、300カ所以上の場所に身を隠していたという。娘の恋人を殺害し逃げたことで話題を呼んだこの事件、法の裁きはいつ?
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26日の朝方、サンパウロ市西部モルンビにある通りで、5時19分からの約30分間で4度の強盗事件が起きたことが防犯カメラで確認された。犯罪の主体となったのは二つの異なった犯罪グループで、一つは車、もう一つはバイクで被害者に近づいた。被害者の中には、わずか6分後に2度目の被害に遭った気の毒なカップルもいた。死傷者が出なかったことがせめてもの幸いだ。モルンビ地区は富裕層の住む閑静な住宅街のイメージがあるので、そのことの方がショッキングか。
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全国選手権、リベルタドーレス杯の陰にいつも隠れがちだが、サッカーのブラジル杯も再開されている。現在はベスト16で、ほとんどの試合が2回戦制の第1戦だが、試合消化の早いサンパウロは、25日にフォルタレーザを破って準々決勝進出を決めている。今日はパルメイラスがブラガンチーノと敵地で第1戦を行う。